砂漠の花カタログ

チリの固有種で、アタカマ州からコキンボ州にかけて育つ。ゆるやかな勾配の山腹や小さな峡谷などで、水はけのよい土壌に密集する。

黄色いアイリス

高さ20cmまで育つ地中植物。根茎をもつ。葉は細い皮針形の互生葉で、開花の前に枯れたようになることが多い。花は茎の1点から広がって生える散形花序で、それぞれの花は6枚の黄色い花被片からなり、花被片の先端は茶色や赤っぽい色、もしくは緑がかった色などで色づいている。果実は蒴果（さくか）で、1つの蒴果の中に表面がでこぼこした球状の種子が入っており、熟すと蒴果が開く。