チリの固有種で多年草。アリカ-パリナコタ(チリ北部のボリビア・ペルーとの国境に近い火山地帯)州からコキンボ州にかけて生息する。平原や峡谷の谷底で集落をつくって密生する。北部アントファガスタ州のプンタ・パタチェで発見された先住民族の古墳でこの種の球根が発見されている。装飾に適する華やかさのため、多く採取される。
香り高い花
多年生で球根があり、高さ40cmまで育つ。茎はまっすぐに生える花茎。深緑色の葉は細くとがった皮針形で、茎の根元から生える。花は円錐花序で、白〜水色の6枚の花被片があり、やさしい香りを放つ。種は蒴果(さくか)になっている。