グアナコの足 PATA DE GUANACO
学名: | Cistanthe longiscapa |
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科: | モンティア科 (MONTIACEAE) |
アリカ- パリナコタ州からコキンボ州にかけて見られ、カルデラの海沿いのエリアでは花畑となるほか、平原や山腹にも密集して生育する。印象的な濃いピンク色のものもあり、どちらの色も「砂漠の花畑」現象には欠かせない、典型的な風景をなす。直近の植物分類によると、非常に良く似た黄色い花をつけるCalandrinia litoralisも、この種の仲間のひとつとされている。
黄色い花畑
5〜10cmの高さとなる一年草。茎は柔軟性の高い草本。葉は単葉で互生。ギザギザのないハート形をした、つやなしの緑色の多肉な葉をもつ。赤みがかかった茶色のつぼみは網状になった包葉に包まれ、房のようにたれさがる。花は濃いピンクか黄色が一般的だが、時おり白いものも見られる。5枚の花弁と、先が茶色くなった黄色いおしべが20〜30本ある。丸い蒴果(さくか)につやのない黒っぽい色をした無数の種をつける。