アイリス(リリオ) LIRIO
学名: | Alstromeria philippi |
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科: | アストロメリア科 (ALSTROEMERIACEAE) |
アタカマ州からコキンボ州にかけて育つ固有種。峡谷の谷底や急な斜面など、水はけのよい場所で育つ。花は美しく、また切り花としても「もち」がいいことから、好んで採取される。1本の花茎から240の子株を生み出しうるほど種子の数が多い。
ライラックカラーのアイリス
根茎をもつ多年草で、高さ60cmほどまで育つ。枝はまっすぐに伸びる。葉は先がとがった皮針形の互生葉で、茎全体についており、180度ねじれている。花は散形花序で、、外側に4枚、内側に2枚の計6枚の花被片からなり、外側の4枚はライラック色、内側の2枚はライラック色をベースに黄色で色づけ、紫でさらに模様をつけたように彩られ、先端には小さな突起がある。内側の2枚の花被片は外側の4枚よりもやや長くなっている。果実は、楕円の蒴果(さくか)の中に、表面がでこぼこした球状の種子が入っており、熟すと蒴果が開く。根茎をもつ植物。