オルティガ ORTIGA
学名: | Loasa urmenetae |
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科: | シレンゲ科 (LOASACEAE) |
アタカマ州からコキンボ州にかけての固有種で一年草。茎やガクのふち、花弁はちくちくする毛で覆われている。
ちくちくする毛をもつ花弁
高さ60cmほどまで育つ。茎はワイヤー状ともツル状ともとれる形状で、鮮やかな緑色をしている。2枚一組になっている長さ約4cmの葉は、葉と葉の間が広く離れていて、表面には濡れたような光沢がある。葉のふちにはギザギザがあり、ハート形をベースとした形をしている。上部の葉にはほとんど柄はないが、下の方の葉は葉柄(ようへい:茎と葉をつなぐ小さい柄)がある。花は集散花序(第一花が花軸の先端につき、その下から枝分かれして上から下へと順に花がつく)で、葉よりも花のほうが丈が長い。ガクは開いており皮針形。白い花弁が5枚ある。おしべは黄色と赤。種子は頭部が褐色で、棒状の蒴果(さくか)に入っている。