アリカ-パリナコタ州からバルパライソ州にかけ見られる在来種。蛾(Hyles sp種)の幼虫のかっこうのエサで、その後幼虫は周辺の低木種 (Adesmia argentea)で糞をする。
濃いピンクの花
高さ50cmに達する一年草で、曲がって生える。赤みがかかった茎はあちこち枝分かれし、節間は12cmになることもある。葉は単葉で、ハート形の全縁(葉に切れ込みがない形状)をしており、ふちはなめらかで、濃い緑色。花は、濃いピンク色の5枚の花弁からなり、黄色いヤクをつけたおしべが花弁から突き出している。一株は単体で生育するが、他の株と比較的近いところで育つ。勾配のゆるい峡谷の谷底部や山腹で見られる。