エスカルチャ(霜) ESCARCHA, AGUANOSA
学名: | Tetraqonia maritima Barnéoud |
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科: | ハマミズナ科 (AIZOACEAE) |
同属のツルナ属(Tetragonia)の植物には食べられるものが多い (例:ツルナ( Tetragonia tetragonoides ) など。ニュージーランドほうれん草とも呼ばれている。沖縄県ではハマホウレンソウと呼ばれ食用にされている)。チリに育つこの種については、食用になったという情報は確認されていない。
ふっくらした葉
高さ約80cmの枝分かれする低木で、もろく、茎の下の部分は毛に覆われており、先端まで柔らかい。葉は肉厚な互生葉で、ひらべったく丸い形をしている。花は黄色くて小さい4枚の花弁をもち、葉腋(ようえき、葉の付け根の内側の芽が出る部分)から生えている。果実は熟すと木質になる。アリカ-パリナコタ州からコキンボ州にかけての固有種。砂質の土壌に多く生息する。カルデラ区の海岸沿い地域では、同属の他の一年草(T.ovata, T.macrocarpa, T.pedunculata.)も見られる。