ごあいさつ
このサイトは、チリで2014年6月に出版された本「アタカマ州・カルデラ区の花(Flores de la comuna de Caldera, Región de Atacama)」を紹介することを目的としてつくりました。この本の著者の1人であるマリア・アンヘリカさんは、可憐で、知性にあふれ、大きな優しさとその裏にある強さを備えた、まさに砂漠の花のような女性です。彼女や、この地をよく知る友人たちに出会って、ここカルデラの砂漠を毎日のように歩き、さまざまな表情を知るうちに、私も砂漠の魅力・地球の魅力にすっかりやられてしまいました。どこまでも広がる空と地面、そのさなかにいることで、海も風も霧も小さな花も虫も、そして自分もふくめ、すべてが地球をかたちづくっていることをカラダで感じることができるのです。
環境にうまく適応しつつどこまでも生き延びる知恵と力を備えた、可憐で素敵な砂漠の植物達を、少しでも知っていただき、そしていつかこの地に行ってみたいなと思っていただければ、こんなに嬉しいことはありません。
なお、翻訳にあたっては、できるだけ原文に忠実に訳したつもりですが、植物に関する専門用語については、正確でない表現があるかもしれません。誤訳や語彙の間違いを見つけられた際は、ご一報いただければ幸いです。
2014年9月 牛田 亜紀
プロフィール
「こんがらがったよくわからないものを解きほぐして整理し、いろんな人々の間を調整しつつなんとかすること」がわりと向いている。
民間セクターにて観光事業開発、フェアトレードショップなど物販店舗の企画開発運営、ジャズクラブやスタジアムなどエンタテイメント事業の戦略立案、社会人向けの教育事業開発、などなどに携わりつつ、組織と人材をテーマに経営学修士を取得。その後英国にて途上国開発の分野で修士号。で、中南米に向かい、チリ、コスタリカに暮らしつつ中南米各地を旅したところ、ラテンが思いのほかしっくりきてしまう。
2009年から2011年にかけチリ・カルデラに在住。書籍「Flores de la comuna de Caldera」の著書の一人であるマリア・アンヘリカ・コントレラス氏、古生物学者マリオ・スアレス氏に出会い、砂漠海岸エリアのさまざまな場所を毎日のように訪れるうちに、すっかり砂漠に魅了される。植物や風景など2千枚を超える写真を撮影。このサイトの画像はそのときのもの。
話すことば: 日本語、スペイン語、英語
シゴトと関心分野:いろんな調査分析、観光事業開発、研修・教育事業開発、異文化間翻訳・通訳とコーディネート、旅、写真、ビジネスを通して世の中をちょこっとよくすること、仮説によらない発見的分析、など。いま旬の関心ごとはビッグデータとWEB 制作。
好きなもの:ネコと甘いもの。
研究してきたこと:
神戸大学大学院経営学修士:組織マネジメント、リーダーシップ、キャリア開発などヒト分野を中心に。
イーストアングリア大学農村開発修士:貿易、フェアトレード、ビジネスによる開発など。
早稲田大学第一文学部心理学専修卒:脳を調べる神経心理学の分野で記憶の研究を中心に。
元在コスタリカ日本大使館専門調査員:経済担当として「太平洋同盟」など中南米の政治経済動向、コスタリカ金融・通商政策、WTO・OECD等に関する調査など。