チュルキ CHURQUI
学名: | Oxalis gigantea |
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科: | カタバミ科 (OXALIDACEAE) |
アントファガスタ州からコキンボ州にかけて生息する固有種。その地の水分量によっても異なるが、葉や花の花柄(花を支える茎の部分)は長く、くっきりとした節のある枝状になっている。枝のサイズはまちまちだがまっすぐ生える性質のため、かつては建物をつくる際の泥壁の強化に多用されていた。
つややかな緑の木
高さ2mに達することもある低木種。幹はまっすぐで、しっかりしており、茶色の樹皮におおわれ、内部は黄色みがかっている。葉はつややかな緑色の多肉な有茎性で、3つの小葉からなり、ふれると落ちやすい。花は花柄があり、1〜3つの花が房状になっている。それぞれの花は黄色い5枚の花弁と5枚のガクをもち、葉が幹から生える箇所とおなじところから生える。種子は球状で小さく、蒴果(さくか)となっている。